Secret Port5 ~シークレットポート~ | Secret Port ~むつむらの小説~

Secret Port5 ~シークレットポート~

亮  「どうする?人数が2人みたいだからおれらが直接助けに行く方法もあると思うけど」

 

 

颯  「場所もわかってるんだし、おれも助けに行くほうに1票」

 

彩羽 「うん。もう助けに行こうよ。これ以上湊をあそこにいさせられないよ。」

 

亮  「助けに行くにしても、作戦は考えないとだよ」

 

有紗 「まず、場所の確認からだね。」

 

彩羽 「日葵さん、湊が誘拐されている場所の周辺のビューってとってたっけ?」

 

日葵 「このまえ、とりに行った気がするからあると思うよ」

 

日葵はパソコンをいじり始めた。

 

日葵 「工場だから多分この辺だね。」

 

亮  「入り口は道路側に1つと、裏側に1つか。道路のほうの入口には車が止められるね。裏側には止められないから、犯人も湊連れて逃げるんだったら道路側のほうだね。ということは、道路側の入口をふさいじゃえば、逃げられることはなくなるはず。」

 

颯  「っつーことは、日葵さんに車で工場まで運んでもらっ・・・」

 

彩羽 「颯!なにか言ってるから少し黙って」

 

颯は自分の話をさえぎられて少し不満そうな顔をしたが、そんな場合ではないと湊からの音に耳をかたむけた。

 

先ほどの湊と犯人の男との会話が聞こえてくる。

 

有紗 「えっ?この人何言ってるの?日葵さんがいるのに?」

 

日葵はさらに違和感を感じ始めた。

恨みを持っている男の家族についてこれほどまでに調べない犯人がいるだろうか?それだけではない。お父さんが息子を誘拐されるほどの恨みを買っているとはとても思えない。まぁ仕事のお父さんは知らないから何とも言えないんだけども。どんなに考えてもこの違和感の正体はぬぐえない。

 

日葵 「とりあえず工場のほう向かおうか。ここにいてもこれ以上のことわからないから。」

 

 

日葵はノートパソコンを持ってSecret Portを出た。

 

颯  「亮!修学旅行で買ったこの木刀、武器として持っていったほうがいいよな?」

 

亮  「相手が拳銃を持ってたら気休めにしかならないけど持って行ったほうがいいんじゃない。」

 

颯  「はー。なんでそう一言多いかなぁ」

 

彩羽 「ふざけてる場合じゃないでしょ!早くいくよ!イヤホンは忘れないでよ!コンタクトも!」

 

颯  「彩羽までそんなこという?ねぇーこいつらどう思う?有紗―?」

 

有紗 「早くいこ」

 

4人は車に向かう。おばあちゃんが電話をしながらこっちに手を振っていた。

 

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