Secret Port8 ~シークレットポート~ | Secret Port ~むつむらの小説~

Secret Port8 ~シークレットポート~

 ドローンで様子をうかがうのをあきらめた日葵は次にやることを考えていた。

 するとパソコンに通知が届いた。

有紗 「日葵さん、なんか通知が来てるよ。」

 日葵は急いでパソコンを開く。

 湊からの連絡であることはわかったので、急いで湊のコンタクトに接続する。

 2秒くらいの短い時間ではあったが5人にとっては無限にも感じられるようなとても長い時間だった。

 

パソコンのモニターに湊が見ている景色が送られてくる。

 

 レンズの焦点が合うまでに時間がかかっている。時間がたって起動したのと、湊の焦点が合っていないのもあっていつもより調整に時間がかかる。焦点が合い始めた。

彩羽 「なんかフラッシュみたいになってない?」

亮  「さっき目隠しをとるときに送るって言ってた写真でも撮ってるんじゃないの」

颯  「でもさ、やっぱり湊がすごいよな。いくら犯人がコンタクトのこと知らないからっ

    て、あんなに自然に目隠しを取らせられる?」

亮  「うん。湊がここまでやってくれたら、あとは俺たちの番だな」

彩羽 「私たちは何するの?」

亮  「とりあえず、犯人の人数の確認と建物の中の配置かな」

 映像が少しずつ鮮明になっていく。

 陽の光が入っていて割と明るい。目視で十分に端から端まで見渡せる。光が逆光になっていて顔までよく見えないが人影は2つある。

颯  「やっぱり二人かな?」

有紗 「二人っぽいね」

彩羽 「ねぇ!どうするの?もう突入する?」

亮  「ちょっと待てって!どの道で入ってどの道で出てくるのか決めないと、そんなに行き

    当たりばったりじゃ湊を助けられないぞ!それに湊はまだ椅子に縛られたままだか

    ら、最低でも30秒は必要だよ。犯人が何持っているのかもわからないし、もう少し

    湊に任せよう」

 日葵はパソコンで文字を打っている。

有紗 「あれ?日葵さん、何してるの?」

日葵 「湊にメッセージを送ってる」

颯  「そんなこともできるの?」

日葵 「今作ったからちゃんと送れるかわからないんだけどね」

彩羽 「えっ、すご」

颯  「日葵さん、一回俺にも送ってみて」

 日葵は颯のコンタクトに向けてメッセージを送った。颯の視界に『見えてる?』の文字が送られてきた。

颯  「くっきり見えてるよ!」グーの手を作って日葵に送る。

彩羽 「日葵さん、湊に何って送ったの?」

日葵は急に笑みを浮かべた。

日葵 「んー?内緒!」

少しずつ光明が見え始めた。

次の話

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