Secret Port11 ~シークレットポート~ | Secret Port ~むつむらの小説~

Secret Port11 ~シークレットポート~

残り時間600秒

有紗と彩羽、颯と亮に別れそれぞれの持ち場に向かう。

持ち場に向かう途中、颯が珍しくまともな疑問を亮に投げかけた。

颯  「なぁ亮?なんで男と女のセットにしなかったんだ?安全を考えるんだったら平均的に力を分けたほうがよかったと思うんだけど?」

亮  「ふふっ。颯にしては珍しくいい質問だね。」

颯  「馬鹿にしてんじゃねーよ!」

颯は少しふてくされたそぶりを見せながらも笑いながら亮に話した。

そして急にキリッとした印象に変わり、自分のイヤホンを外し、亮のイヤホンも外させ、さらに質問を続ける。

颯  「真面目な話、あいつら2人だけじゃ危険だぞ。足が速いわけでもないし、決断も早くない。」

亮  「わかってるよ颯。だからあいつらを2人にして、俺と颯で組んだんだ。こっちのほうが危険だし、それに・・・」

颯  「それに?」

亮  「颯の運動神経を生かすんだったら俺と組んでもらったほうがいい。

    颯が有紗や彩羽と組んで、狙われたら絶対に助けに行くだろ?

    行動としては間違ってないけどそれだと湊を助けられた後に逃げ切れる確率がほとん

    どなくなる。

    それに最悪あいつらが危なかったら日葵さんに助けてもらうように頼んである。あの

    人だったらうまくやってくれるでしょ。」

    亮の返答を聞いた颯が笑みを浮かべる。

颯  「亮!お前やっぱすげーな。そこまで考えてるんだな。よし久しぶりに本気出します

    か」

亮も笑みを浮かべる。

亮  「心強いよ颯。頼りにしてるよ。動けるのがお前の強みだから」

場所は変わって有紗と彩羽の会話。

彩羽 「今から湊助けに突入だってよ。ドキドキするね有紗」

有紗 「彩羽は相変わらずだね。私は少し怖いよ。」

彩羽 「だいじょーぶだって。今からそんなに怖がってたら何もできないよ?」

有紗 「それはわかってるんだけどさ、颯と亮がおとりになるってことは・・・」

彩羽 「なに有紗、あいつらの心配もしてるの?大丈夫だよ。あの頭のいい亮とあのバカな颯

    が組んでるんだよ。何とかなるって」

有紗 「あのバカなって颯かわいそう」

有紗が笑いながら言った。

彩羽 「あれ?ほめたつもりだったんだけどなー?」

彩羽も笑う。

少しの間だけいつもの日常が訪れた。

残り450秒

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