Secret Port22~テスト勉強開始~ | Secret Port ~むつむらの小説~

Secret Port22~テスト勉強開始~

テスト3日前 Secret Port

湊  「あーもうだめだー。完全に飽きた」

彩羽 「ちょっと、湊うるさい!まだ30分なんだけど」

颯  「おい湊、もう少し本気で頑張れよ!お前のせいで亮の魂ぬけちゃってんぞ!」

亮があきれたのと疲れ切ったのとで完全に魂が抜けている。

有紗 「湊何がわかんないの?」

湊  「わかんないわけじゃないんだよ。むしろ集中してるし。ただワークをやるのが退屈なだけ。そもそもこんな簡単な問題やらせる必要ある?理解するために自分で必要なところだけやればいいと思わない?それなのに全部やらせるとか本当に非効率の極みだよな」

彩羽 「それは湊とか亮とか一部のできる人だけ!ワーク終わらせて出すだけなんだから、何も考えずにやっちゃいなよ」

湊  「ヤダね。普段もう中学生なんだから自分で考えて行動しなさいとか言ってくるくせにこういうときだけ、当たり前のことなんだからは通用しない」

ここで亮が声を上げる。

亮  「それだったら湊がテストで全部100点取って先生にワークやらなくてもいいですよねって言えばいいじゃん。100点取れないのにそんなこと言っても説得力ないよね?」

亮が湊を煽る。そして湊が煽られる。

湊  「それはありだな。おい亮数学から極めてくぞ!」

わかりやすく火が付く。

颯  「湊のやつわかりやすく亮に乗せられてんじゃん。あいつも本当に単純だよな」

小声で彩羽と有紗に話しかける。

彩羽 「湊のあーゆうところかわいいよね。素直で」

有紗 「それが湊のいいところだよ」

3人が小さく笑い始めた。それをさえぎったのは湊だった。

湊  「おいお前ら、ちゃんと集中しなくていいの?このままだと俺と亮に負けちゃうよ」

普通だったら

「今やり始めたやつに負けるわけないじゃん」

と反論したいところだが、湊が本気で集中した時のすごさを知っているために3人とも反論できない。

結果的に湊に言われた形で3人が机に向かうことになった。

1時間ほどたっただろうか亮の怒鳴り声が聞こえてきた。

亮  「だから湊!このパターンの問題の時は代入法より加減法だって言ってるだろ!なんでこんなに簡単に解ける問題をわざわざ自分で難しくして解くんだよ!」

湊  「別にいいだろ!結果答えがあってるんだから!」

亮  「こんなところでそんなに時間かけてたらテストで解ききれないぞ!」

湊  「数学のテストで解ききれなかったことなんてあったか?」

亮と湊が言い合いをする中で颯はあることに気づいて、有紗に話しかけた。

颯  「おい有紗!湊が今解いてる問題って毎回テストの最終問題で出てくる超難問だよな?」

颯に言われて有紗は視線を湊のノートに写して解いてる問題を確認する。

有紗 「ほんとだ。もう難しい問題の対策してる」

亮と湊の言い合いをさえぎるように颯が湊に話しかける。

颯  「おい湊、お前なんでもうこんなに難しい問題解けてんの?」

湊  「今回は授業中に問題解いたり少し話聞いてたりしてたの」

颯  「普通はそれだけじゃこんなに難しい問題解けないんだけどな」

言い合いをさえぎられたことで落ち着いたのか、亮は普段の声で

亮  「湊、数学はもういいから英語やるぞ」

湊  「おう」

さも当たり前かのように次の教科の勉強に進む。

湊のすごさに颯、有紗、彩羽の3人は自分の勉強により集中して励む。

ただ3人が本当の意味で湊に驚かされるのは次の日のことだった。

  • mutsumura
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